呼びかけ人の丸屋博さんが訴えた
小雨の中、リレートークに聞き入る
「お母さん革命を起こそう」のチラシで呼びかける 母親連絡会の吉田真理子さん
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朝からの本格的な雨で、今日は雨中の行動になるな、と観念していました。原爆ドーム前に向かう道すがらも雨足はいっそう強くなっていました。ところが、です。原爆ドーム前に着くころから(午後1時前)、雨がだんだん小降りになり、広島うたごえ協議会のみなさんのコーラスが流れるころには、雨は完全にあがってきました。何ということでしょう。「だれの行いがよかったんですかね」などという冗談も飛び交い、弾んだ声も聞こえてきます。
それにしても歌声はいいですね。いつのまにか、ほとんどの人が本気で歌っていました。突田さんのギターに加えて、今日は、アコーディオンも荘重なハーモニーを奏でています。のども心もすっかりリラックスしてから集会が始まりました。うたごえ協議会のみなさん、ありがとうございました。
大平由美子さんの司会のもと、まずはさよなら原発ヒロシマの会の滝史郎事務局長が今日の行動の位置づけについて語ります。続いて、共催団体であるさよなら原発安佐北区民の会の森田勲造共同代表が連帯のあいさつ。ブルーの装いが若々しい田中奏さんは、前夜開いた「青年学生学習交流会」の報告です。詩人の丸屋博さん(さよなら原発ヒロシマの会運営委員)もマイクを握ってくださいました。「核兵器と原発に負けない。その希望こそが復興への一番の免疫力です」。短い言葉に気迫がこもります。吉田真理子さんは、広島市母親連絡会が12月8日に催す母親集会の案内です。「黒い雨ー内部被曝の告発」のお話とドキュメンタリー映画「内部被ばくを生き抜く」を上映して『お母さん革命』をおこそう!と訴えました。
元安橋東詰めに移動していよいよ「アピールウォーク」の始まりです。コールは、新人の近松君が担当です。初々しい声で、はつらつとコールをリードします。ときどき言い間違えたかな、ということもなくはなかったけど、「愛嬌、愛嬌」といった感じで、みんながついていきます。中国電力本社に着くと、建物敷地のまわりをデモ行進で一周。約1時間をかけて、市役所東にある国泰寺公園で解散しました。
解散集会では、伊方原発の再稼働に反対する署名の訴え、岡山から駆けつけた石村智子さん、反原発市民グループの方からの連帯のあいさつがありました。
直前までの降雨にも関わらず、参加者は、原爆ドーム前集会に300人、デモ行進は250人でした。みなさん、金曜日デモもよろしくお願いします。
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